Back Market Japanとクライメート・フレスク:ブランドと科学が交わるとき

2026年4月、いちごブルームはフランス発のサーキュラーエコノミー企業Back Market Japanの年次アクティビスト・デーの一環として、同社の日本チームに向けてクライメート・フレスクのワークショップを実施しました。企業チームへのクライメート・フレスク第2世代(Generation 2)の実施は、このセッションが日本で初めてとなります。

2014年にフランスで創業したBack Market(バックマーケット)は、専門的にリファービッシュされた電子機器を扱う世界最大級のマーケットプレイスです。コンセプトはシンプルです。新品を買う代わりに、専門家によって整備・品質チェックされた製品を、より低価格で、そして環境負荷をわずかな割合に抑えながら手に入れる。同社自身の調査によると、新品の代わりにリファービッシュ品を選ぶことで、CO₂排出量、原材料使用量、水の消費量、電子廃棄物のすべてにおいて、約90%の削減が実現するとされています。Back Marketは2020年に日本へ進出し、2023年にはB Corp認証を取得しました。

そのメッセージを視覚的に伝える力も、Back Marketの特徴のひとつです。2025年のアースデイ直前に公開された「Let’s End Fast Tech(ファストテックを終わらせよう)」キャンペーンは、Appleの象徴的な「Shot on iPhone」フォーマットを借用し、全く異なるものを映し出しました。スマートフォンが世代を重ねる間に、世界で何が変わったのか。後退する氷河。干上がった川床。水没した街。写真はすべて実際のもので、キャプションにはそれぞれ、撮影に使われたiPhoneのモデルが記されています。

このキャンペーンが多くの人の心に響く理由、そして今回のワークショップとの相性が抜群だった理由は、キャンペーンが科学と直結しているからです。クライメート・フレスク(Back Market同様、フランス生まれ)には、氷河の融解、干ばつ、そのほか気候変動による目に見える影響を扱うカードが含まれており、それらはまさにこの広告キャンペーンで表現されているものと重なります。

年次アクティビスト・デー

Back Marketの本業は、リファービッシュ品の売買をつなぐことで電子機器の寿命を延ばすことです。それ自体、意義ある貢献です。しかしクライメート・フレスクは、参加者をより大きな視点へと誘います。その貢献を、IPCCが記録する気候変動の原因、フィードバック、影響というシステム全体の中で捉え直すために。

今回のセッションは、Back Market Japanの年次アクティビスト・デーの一環として開催されました。これは、会社としてチームが自社のミッションに沿った活動に取り組む時間を設けるプログラムです。今年の日本チームは、気候教育をテーマに選びました。会場のImpact HUB Tokyoで、ワークショップはいちごブルームのメンバーであるステファンと美奈巳が英語・日本語の2言語で進行しました。今回の会場は、私たちが長年にわたってオープンワークショップを開催してきた、お気に入りの場所のひとつです。

第2世代(Generation 2):企業向けセッション、日本初

今回は、クライメート・フレスクの第2世代を日本の企業向けに初めて実施したセッションでもありました。新バージョンも、IPCCの科学的知見を基盤とした協働型カードゲームの形式はそのままです。大きな変化は構成にあります。新たに加わった第2フェーズ「アクション・スパイラル(Action Spiral)」は、集団的な問題解決に特化したパートです。3〜4人の小グループが3つのラウンドを通じて、今すぐ実行できることは何か、短中期的に最も有望なレバーはどれか、移行を加速するために取り除くべき障壁は何か、を順番に考えていきます。気候変動を理解し、その対応策を考える。それをひとつのセッションの中で完結させる構成です。

サーキュラーエコノミーの領域で働き、日々テクノロジーのライフサイクルを意識しているチームにとって、この第2フェーズは特に実感を伴った対話の場となりました。今回のセッションを企画し、真摯な好奇心とエネルギーを持って参加してくださったBack Market Japanチームの皆さんに、心より感謝申し上げます。

日本のチームにサステナビリティ・ワークショップを

サーキュラーエコノミーやテクノロジー分野で活動する企業、または日本に拠点を持つヨーロッパ企業の方へ。クライメート・フレスクデジタル・コラージュプラネタリー・バウンダリーズプラスチック・コラージュなどのワークショップは、社員教育やチームエンゲージメントの土台として活用いただけます。英語・日本語で対応しています。お気軽にご連絡ください